まるっと落ちた

「恋」とは呼べないけど、「あなた」に

Hey! Say! JUMPファン、生コメットを聴く

 
ダメ元で、木曜日でも行けます!と手を挙げたら当たったSPITZのライヴチケット
定時上がり宣言×スニーカー×帰り際での眼鏡⇒コンタクトチェンジ=ライヴだな!
と気がつき、いってらっしゃいと見送ってくれる会社の方々に感謝しながら会場へと急いだ

今回のアルバムは彼らの40代最後のアルバム
アートワークを見て、落ち着いた穏やかアルバムなのかなと思い蓋を開けてみたら
リード曲でまだロックに「醒めない」ことを謳っていてひどく安心した
もうすぐ結成30周年で全員50手前で、世代関係なく心を打ってくる曲を書き、歌い続ける熱量
シンプルにすごいしか出てこないし、好きだなぁと思う
何よりモニャモニャなるキャラを生み出しモニャモニャはーと歌ったり、子グマ!子グマ!と歌ってもなんの違和感もないアラフィフバンドって一体どうなってんのよ
※ちなみにモニャモニャは下のけもの 

 

醒めない(通常盤)

醒めない(通常盤)

 

 

ジャニーズのコンサートとは違い*1、バンドのライヴは基本的にネタバレNGだが、コメットのセトリ入りは誰でも予想するだろうからそれだけ触れてしまおうと思う
わりと序盤に演奏してくれたので、HOPEのことを思いながら聞き入った

コメットは最近まで彗星のコメットだと思っていたのだが、どうやら金魚にコメットという種類がいるそうで
所々に金魚や人魚姫をイメージさせる歌詞があるのはそれなのだなと納得した
個人的には失恋の曲だと思っているのだけど、

生き餌を探して=(囲碁を諦め)新たな生き場所を探して

恋するついでに人になった=真摯に仕事に向き合ううちに一人前に近づく

なんて深読みすると、なんとなくその先の歌詞も裕翔くん演じる歩くんとリンクする
「可愛らしい戯言」を言って「救って」くれたのはきっと安芸さんだな、などとさくさく妄想が進むからコメット侮れない

ライヴ自体は天井席ではあったが、めちゃめちゃに動くリーダー(ベース。縦横無尽に移動し暴れることでお馴染み)を俯瞰して見れたのはそれはそれでよく
最新アルバムの曲から往年の名曲、そしてつくった本人が忘れていた曲まで笑、満遍なく網羅されていて聴き応え十分だった
ホールだったからMCもまったり座って聞けて満足

MステでジャニーズWESTと一緒になった話は各所のMCで話しているらしく、今回も崎山さん(ドラム)が「桐山くんに頑張ってください!って言われた」「で、ドラマ毎週楽しみにしてます!朝ドラも見てました!って言った!」\素人のファンかよ/なんて話をしてくれて

好きなバンドが別の好きなバンドの名前を出してテンションが上がるというのはよくあるのだけど、ロック×ジャニーズという掛け合わせが自分にはまだ新鮮で
誰も見ていないだろうに、どんな表情をして良いのか迷うというのは今思えば貴重な経験だったのかもしれない。笑

歌詞をもじって観客を盛り上げてから始まった「醒めない」の時のみんなの手拍子は本当に力強く、心地よくて
ああ、スピッツにもロックにも醒めない人がこうして集まったのだなあという一体感を音で感じた素敵な一夜でした

そんな!未だ醒めぬロックの心を持つスピッツの!コメットが主題歌のドラマは!!日曜9時のHOPE!HOPEですよ!見てね!!!

 

*1:ジャニーズのコンサートでも賛否両論だが