まるっと落ちた

「恋」とは呼べないけど、「あなた」に

母の日の前に「母になる」を見ることを強く勧めたい

オカン「GWに休みをとるのは気が引けたから、翌週の日曜に休みとった!」
私「へー、翌週の日曜ね…っていやそれ母の日やん

母の日と気付かず仕事の休みを取るなんて、どんだけあざと可愛いのうちのオカン
しかし当日は用事があって実家に帰れないので、今流行り?のハーバリウムを当日着で送ることにしました
喜んでくれると良いなあ。わくわく

母の日だから一緒に食事をする、プレゼントをあげるというのも素敵ですが
ドラマ「母になる」を見て、母とはなにか、改めて考えてみるというのも一考ではないでしょうか
ああそうだよこじつけ感満載だが要は母になるの話をしたいのだよ私は!!!!

母になるの魅力1 丁寧な描写

第1話では、結衣と夫の陽一がどのように出会い、出産に至ったのかが丁寧に描かれている
単純に結婚・出産の喜びを描いて、そんな幸せの絶頂で誘拐されました!ぎゃー!なんて展開にはなっていない
独身でなくなること、母になることで感じる疎外感もリアルに切り取っている

また、2話で事件の後離婚していた結衣と陽一が、発見された広と一緒に改めて家庭を築いていこうとする
親子の絆をどう強めていくかだけではなく、一度離れた夫婦関係をどう立て直していくかも見どころの一つ
2~4話に登場する壊れた洗濯機が「一度壊れたものをあえて直すには相応の時間と根気が必要」「直ったように見えてまだ壊れていた」ことを象徴的に表していて、ああ何気ないやり取りもきちんとメッセージになっているのだなと分かる
2時間映画じゃ到底この厚みは出せない
ドラマで見せる意義がきちんとある内容になっていると思う

母になるの魅力2 表情

印象的なやり取りやセリフはあれど、決して明るくはないテーマの作品ゆえ、表情で伝える場面も少なくない
本音を見せない広、そんな息子の言動に違和感を感じる結衣、結衣の異変に気が付く陽一、自分の影を見せないようにする裕翔くん演じる児童福祉司の木野…
言葉なしでしっかり伝えてくるキャスト陣の演技力の高さが素晴らしいし、その中に裕翔くんがはいっていることが誇らしい
HOPEより更に自然で、静かに進化している裕翔くんの演技を是非見てほしい
そして道枝くん
1~2話では正直棒読み?と思ったが、後に育ての親こと麻子が「本当のお母さんと名乗る人が来たらこうしなさい」と演技指導をしていたことが明かされた時の衝撃たるやもう
ストーリーとしても心抉られる展開だったし、その背景も含めた演技(つまり演技している演技)だとしたら控えめに言っても天才過ぎるぜみっちー…
そこまで計算されたものではなかったとしても、制作側の作戦勝ちであることは間違いない
3、4話と話が進むにつれ、演技力も少しずつあがっているように思う

母になるの魅力3 展開が読めない

4話を見終えた時「あー、どうやったらみんな幸せになれるのかなぁ。麻子が柏崎オートで働いて結衣と信頼関係を築いたのち、広が帰ってきたらどうだろう。母親が2人いる唯一無二の最強の家庭になるんじゃ…でもまあ、そんな単純な話じゃないしなぁ。そもそも麻子が柏崎オートで働く展開自体有り得ないか、ははっ」と思ったら5話の予告でまさかの麻子が柏崎家が運営する柏崎オートで働くことになることが判明
おいおい、どうなっちゃうんだってばよ
現実展開だと、離れ離れになってから結衣に母親らしさを見るようになり、また同居して絆を強めて…となるのだろうけど、このドラマ、良くも悪くもリアルな展開にはならない
広が帰ってきたことに関して警察が介入させず事を進めるのは不自然だし、そもそも麻子が育てていた間戸籍関係その他諸々はどうなっていたのかも明らかにされていない
事件のリアリティさより、家族の話に重きを置いているからなのかもしれないが「どうせ〇〇と〇〇がくっつくんでしょ?」「〇〇になって終わりなんでしょ?」なんて簡単な最終回予想が出来ないから見逃せない
どの登場人物に共感するかによって、どういう終わりが望ましいか大きく変わってくるだろう

最終回「誰が」「どのような過程を経て」母になるのか
産めば母親になれるのか?産まなくても育てれば母親なのか?産み育ててたら自動的に立派な母親になれるのか?
母親とは何か
独身の身でも考えさせられるし、結婚されている方、もうすでに母親になっている方は余計考えさせられる内容だと思う
母の日目前の今だからこそ、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか
あと裕翔くん演じる木野の過去はこれから明かされるはずなのでこちらも要チェック!!!
以上、ステマでした!笑