まるっと落ちた

「恋」とは呼べないけど、「あなた」に

ド新規なりにHey! Say! JUMPデビュー曲歌いすぎ問題を検証した


ようやく、JUMP絡みのコンサートDVDを全てそろえた
年を追うごとにコンサートのクオリティ・そして彼ら自身がかっこ良く成長する過程を見れることは、にわかとして有り難いし幸せとしか言いようがない
しかしながら、どうしても気になって仕方がないことがふたつ
 
この子たち、デビュー曲歌いすぎじゃない?
持ち歌のわりにコンサート定番曲多くない?
 
どのコンサートでも、ここぞという時にはUltra MusicなPowerを借りている気がするし、演出は違えどなんとなく同じ曲をやっているような…?

【JUMPツアー】「もちろん、デビュー曲とかやってくので」と聞いたファンの反応 - NAVER まとめ
こんなまとめもあるし

いや、それがジャニーズの伝統文化なのか?
それとも、今まで同じアーティストのDVDをぶっ続けで見ることがなかったからそう思うだけなのか?
客観的に整理すべく

Hey! Say! JUMP
KiS-My-Ft2
KAT-TUN
ポルノグラフィティ(参考/非ジャニーズ枠)

でコンサートDVDのセットリストの比較をおこなうことにした
この3グループにした理由は次の通りだ
 
  1. キスマイ
    デビュー年、シングル曲数、DVD枚数が同じくらいなので比較がしやすいため
  2. KAT-TUN
    シングル枚数は他2グループより多いがデビュー後の活動年数は変わらないため
  3. ポルノグラフィティ
    非ジャニーズ枠として、みんなが知っているアーティストを選ぶべきと考えたため(名目)
    また、さもが元公式FC会員でシングル/アルバム/カップリングの見分けが楽なため(本音)
対象はDVDのパッケージ名になっているコンサートのセットリスト
以下のように色分けをしてその偏り具合をみていく

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せんせーションズや舞祭組・ソロはCDとして出していれば各グループ名義でカウント
コンサートの数はJUMPに合わせてデビューから数えて7本*1*2でみた

ただし、Hey! Say! JUMPにはDVD化されていないコンサートがかなりある
が、公式なセットリストを探しきれなかったので、今回は泣く泣く割愛とさせていただく*3
加えて、さもはJUMPの新規ファンであり、キスマイやKAT-TUNに関しては一般人程度の知識しかないですご了承ください

さて、まずは一覧をば

Hey! Say! JUMP

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Kis-My-Ft2

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KAT-TUN

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ポルノグラフィティ(※参考)

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(Wikiさんからコピペしたのでいらん数字がついているのは気にしないでほしい)

Hey! Say! JUMP
色分けした一覧を見ると一目瞭然。巷で言われている通り、他グループと比べアルバム曲が少なく、カップリングとその他曲が多いことがわかる
BESTや7の曲がカップリングに収録されていることが多いのもひとつの要因だろうが、それにしても採用されるアルバム曲の少なさよ
ちなみに歌った回数は

1位 Ultra Music Power 11回
2位 Dreams come true 6回
3位 真夜中のシャドーボーイ、瞳のスクリーン、SUPER DELICATE、ス・リ・ル、Beat Line 4回

実際はDVDの他にもたくさんコンサートをしているので、シャドーボーイや瞳はもっとたくさんの回数をこなしているだろう
先程のようなまとめができるのも納得できる

KiS-My-Ft2
そういった意味で、キスマイのセトリは順当にアルバム曲が多い
バランスとしては非ジャニーズ枠のポルノに最も近いように思う
振り分けの関係上、特典CDはその他でカウントしているが、音源化しているという意味では新規ファンでも入りやすくて親切

1位 Everybody Go 、FIRE BEAT 7回
2位  Kis-My-Me-Mine、 Kis-My-Calling!、SHE! HER! HER! 5回
3位 Luv Sick、Shake It Up 4回

JUMPのデビューコンでも披露されたFIRE BEATは、デビュー曲Everybody Goと同じ回数披露されている
話ずれますが、Kiss魂くらいしか知らないいち一般人なのにこの記事を書いていることに軽い罪悪感を覚えて、エクセルつくってる間は基本的にキスマイを聞いていたんですけどWANNA BEEEE!!!とHairめっちゃかっこ良いですね

KAT-TUN
こちらもアルバム曲の割合が高いが、曲数のわりにシングルが若干少ない
JUMP、キスマイと比べファーストアルバムから6人分のソロ曲があるからと思われる
締めはほぼハルカナ約束で決まっているというのは、新規にとっても入りやすいし古参にとっても毎回感慨深くなるんだろうなと
(ポルノのラストがほぼジレンマで終わるのでその影響も受けている)

1位 Real Face、ハルカナ約束 7回
2位 Peacefuldays、GOLD 6回
3位 ノーマター・マター 5回

という訳でそのハルカナ約束とReal Faceが最も多く披露されている

と、ここまで読んで気がつきました?
3グループともデビュー曲毎回やってるんですよ

非ジャニーズ枠・ポルノが7回のライヴのうち、デビュー曲を披露したのが2回に対し、ジャニーズはどのグループも毎回披露していることが明らかに
披露してないコンサートもあるじゃんと思われるかもしれませんが、それは全てデビュー前のコンサートです
その後他のグループも軽く見てみたが、どうやらNEWSより後輩は毎回歌っているよう
NEWSより先輩だとKinKi Kidsのみ*4
(ジャニーズネットをざっと見ただけなので違っていたら教えてください)
これ以上の分析は、ジャニーズ史に詳しい事務所担の人に書いてほしい…(というさじ投げ)

という訳で、デビュー曲歌い過ぎ問題に関しては、ジャニーズの伝統とは言えないものの、ここ数年の傾向ということが分かった
とはいえ、毎回は歌わないグループでも、その回数は普通のバンドと比べるとやはり多い印象だった
あと同じ曲を2回やるのも割とあることだということも分かった(バンドではほぼないので、正直、smartで2回目の明日へのYELLが始まった時はえ?と真顔になった)

にわか、ひとつ勉強になりました
ついでに、バンドと比べてここまでデビュー曲を歌う理由もド新規になりに考えてみました
 
  1. バンドにとって、デビュー曲=ヒット曲とは限らないから
    一方、ジャニーズはデビュー時から注目されバレーボールなどのタイアップに選ばれることが多くみんなにとって親しみある曲になりやすい

  2. バンドは途中で音楽性が変わる場合があるため
    自分たちで曲をつくるので、時がたつにつれ歌詞で使う言葉や音楽性が変わる場合が多々ある
    結果、ライヴの雰囲気や方向性が合わせにくくなり、〇周年など節目のライヴでないとやらない傾向になりがち
    ジャニーズのデビュー曲はそういう意味で何年歌われても時代遅れと思わせない魅力がある
    LOVE YOU ONLYとかMUCIC FOR THE PEOPLEの色褪せなさは半端ない

  3. コンサートの見せ方の違い
    そもそもバンドのライヴは彼らの曲を『聴く』もの
    当然各バンドにライヴ定番曲はあるだろうが、同じ曲を毎回やるのは極力避ける傾向にあるはず
    一方ジャニーズのコンサートは彼らを『見る』側面が大きい
    各グループがセトリに工夫を凝らしているのは言うまでもないが、バンドほど過剰になる必要はないと考えられる
    ファンからしても何度もやっている=各メンバーの見所が分かる安心感もあるかも
 
今回のJUMPのツアーは仮面舞踏会やプロムというテーマから、アルバム曲もそれに寄せて集めているとのこと*5
このテーマに真剣SUNSHINEをどうねじこむんだろうか…
せんせーションズも確実に遊びに来るだろうし…
今回の分析結果からデビュー曲はやっぱりやると思うし…
セトリがどんな感じになるのか今から楽しみです
まあ、さもはコンサート行けないんですけどね。笑

*1:SUMMARYは特殊なためノーカン。数合わせのため、JUMPのLiVE with meは数にいれていないがキスマイのGood Live Tour いくぜ! at 横浜アリーナはカウントしている

*2:また、ポルノの5周年記念のパープルは通常と毛色が違うのでぬかした

*3:できないことはないけど、会場によってセトリが違うこともあると思うので

*4:タキ翼はアルバム、A.B.C-ZはDVDデビューなので除外

*5:QLAP! 2016.8