まるっと落ちた

「恋」とは呼べないけど、「あなた」に

未知にかけたなら、その道を信じよう

最悪の事態は免れた。
月並みだが、メッセージ動画を見終えて、第一に思ったのはそんなことだった。

岡本圭人が留学する。

しかし、具体的な学校名を挙げ、必ず戻ってくると明言*1した。

ジャニーズと留学というと、先人のこともありどうしても退所というイメージがついてまわる。当のジャニーズであるA.B.C-Zの塚ちゃんでさえ「ジャニーズで留学ってあんまり良いイメージないですよね」と言うくらいなのだから況やファンをや。*2
だが、今回の岡本くんのメッセージからは【JUMPに貢献するために】留学したいという彼の意志を感じた。

「グループに持ち帰るとか、グループでこうしたいとか、偉そうに言える立場じゃないっていうか。自分勝手に聞こえるかもだけど、まず自分のことをやらないとなって」
ー2017.4 TV GUIDE Alpha

「何か武器を持って、自分きっかけでHey! Say! JUMPを知ってもらえるような仕事ができたとき、初めてグループとしての夢が言えるのかなって思う」
ーI/O パンフレット内インタビュー


「岡本健一の息子」「英国留学の経験あり」
思えば、岡本くんは特殊な肩書きを始めから持っていた。しかし経験が浅いこともあったからか、日の目を見るチャンスはなかなか巡ってこなかった。武器=新たな肩書きを手に入れるための進学。そんな側面も、少なからずあったのではないだろうか。実際、かの大学を卒業していれば大きな武器になったはずである。だが現実その道は閉ざされてしまった。
本人の両立ができない性質が原因なのか、あるいは怠惰なのか。真実は確かめようがない。
確かめようがないが、日本でもう一度同等の肩書きを手に入れるのは相当ハードルが高いことは明らか。それなら、留学して学業一本にしぼる方が可能性は高い。
言語も音楽も演劇も日本で学べるじゃないかという声もある。
だが岡本くんは肩書きをより強く求めたのだ。と、思う。
「アメリカの演劇学校を卒業した初のジャニーズ」という肩書きを。

詳細は明らかになっていないが、今年のツアーは8人でとの発言から、サマープログラムなどではなく2年制のフルプログラムで学ぶものと思われる。とすれば、ストレートで卒業したとしても2年はステージ上の岡本くんに会うことはない。
このような予想が立てられるのは、岡本くんが具体的な学校名を教えてくれたからだ。
単に留学すると言われるだけだと、実際向こうでなにをしているか不透明なため、ファンとしては不安を感じてしまうところだが「演技や音楽を一から学びたい」という理由に沿った学校を選んだこと、それを具体的に告げたこと、そしてその報告を動画で配信したことには誠実さを感じる。

そうは言っても2年は、長い。
動画の間中、曇った表情を隠さなかったエースが見ていて辛かった。
あー、書いていてどんどん寂しくなってきた。
男らしい表情で歌い踊る姿。ギターを鳴らす手。メイキングで見せるお茶目な一面。ファンに手を振るときの優しい笑顔。しばらくの間、全部お預けだ。
脱退ではないのだから、たまーにでいいから、せめてけいとのひとりごとは更新してくれないだろうか…。
あー、してくれー。

留学の先になにが起こるかは分からない。
だが、岡本くんを、JUMPを信じようと思う。
あの歌にあるように、「別々の道を歩んでいたとしても」「繋がっている」のが彼らHey! Say! JUMPだと。

*1:赤西くんの場合は、留学前の記者会見時に「脱退や引退は頭にない」としながらも、「必ず戻ってくるか?」という問いに対し「状況次第で分からない」と回答している。(某動画サイトにて確認)

*2:2017.5.27 ABChanZOO 戸塚くんの舞台による欠席を「留学」と表現したことを受けて